コミュニケーション障害

2019/11/20

近年、【コミュニケーション障害】はSNS(ソーシャル・ネットワーク)で一般的に知られるようになり、特徴としては「重度の人見知り」でまともに話すことが出来ない…、緊張して異性と話すことに困難を感じる…、同じ言葉を繰り返す(連呼する)、他人に自分の意見を押し付けてしまう等の人を指すことで多く広まり知られるようになりました。現在では、日本の国民病の1つともいわれています。

しかし、精神医学会において【コミュニケーション障害】は、言葉を扱うことに対して障害が発生する複数の疾患が1つにまとめられたコミュニケーション症群になります。

このコミュニケーション症群は、言葉を扱って他者とコミュニケーションをとることに困難が生じる疾患です。

・言葉を相手に伝わるように発声することが困難

・スラスラ止まらずに話すことが困難

・他人と円滑に会話することが困難

・相手が話していることを上手にくみ取るのが困難

・正しい言葉の使い方をすることが困難

人は認知することや発声など多くの能力を使って他者とコミュニケーションを図ります。そのため、コミュニケーションに障害が生じる場合、発症する症状は疾患によって様々ですが、特定された一つの原因が作用しているわけではありません。そこで、症状に合わせた5つの疾患が定められ、コミュニケーション症群としてまとめられています。

<5つの疾患>

言語症・・・話したり書いたりするために言語を取得することの困難さ

語音症・・・言葉をうまく発生できない

小児期発症流暢症(吃音)・・・どもったり、会話の途中で話せなくなる症状

社会性(語用論的)コミュニケーション症・・・社会生活においてのコミュニケーション困難

特定不能のコミュニケーション症・・・①~④に当てはまらない日常生活のコミュニケーション困難

疾患は主に幼児期、青年期に発症する傾向があります。

コミュニケーション障害は一般的にアスペルガー障害や自閉症と呼ばれる広汎性発達障害の特性に伴うものや、精神疾患、知的能力障害に伴うものには含まれません。しかし、他の精神疾患、知的能力障害から生じる言葉の症状よりも、あきらかにコミュニケーション障害が重度である場合があります。その場合はコミュニケーション障害を合併していると判断されます。

コミュニケーション障害の原因はストレスや遺伝など諸説はありますが未だ明確にされていません。理由としては対人コミュニケーションを取る際に必要となる能力の種類の多さがあります。

人は認知などの脳の働きや聞く・発声する運動能力等、様々な能力を使ってコミュニケーションを図ります。

コミュニケーション障害が生じている場合は一人ひとり異なった原因があると考えるのが大切となるそうです!